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白癬(水虫・たむし)とは?原因・症状・治療法をわかりやすく解説|再発を防ぐ正しい対策

[2026.03.27]
 白癬(はくせん)は、一般的に「水虫」や「たむし」と呼ばれる皮膚の感染症で、日本人に非常に身近な病気のひとつです。梅雨〜夏にかけて相談が増える傾向があり、誰でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。「かゆいだけ」と軽視されがちですが、適切に治療しないと長引いたり、家族へ感染したりすることもあります。正しい知識を身につけましょう。

🦠 白癬の原因

 白癬の原因は、「白癬菌」と呼ばれるカビ(真菌)の一種です。この菌は高温多湿の環境を好み、皮膚の角質に寄生して増殖します。特に足の裏や指の間は汗をかきやすく蒸れやすいため、白癬菌が繁殖しやすい場所です。そのため、最もよく見られるのが足白癬——いわゆる「水虫」です。


🔍 感染部位による症状の違い

 症状は感染部位によってさまざまです。

足白癬(水虫)

 皮がむける・かゆみ・ひび割れ・水ぶくれなどが見られます。

体部白癬(たむし)

 赤い円形の発疹が広がり、中央がやや薄くなるのが特徴です。

頭部白癬

 脱毛やフケの増加が見られることがあります。

爪白癬(爪水虫)

 爪が白く濁ったり厚くなったりし、自然治癒はほぼありません。


🔄 感染経路

 白癬は接触によって感染します。主な感染経路は以下の通りです。

  • 家族間で同じバスマットやスリッパを共用する
  • 温泉・ジムなどの共用施設の床を素足で歩く
  • ペットから感染するケース

💊 治療法

 治療の基本は抗真菌薬の使用です。軽症の場合は塗り薬で十分治療できますが、症状が広範囲に及ぶ場合や爪白癬では飲み薬が必要になることもあります。

 ⚠️途中でやめないことが最重要です。見た目が改善しても、皮膚の奥に菌が残っていることがあり、再発の原因になります。医師の指示に従い、十分な期間治療を続けることが再発防止につながります。

🛡️ 日常生活での予防法

 日常生活での予防も非常に重要です。

  • 足を清潔に保ち、しっかり乾燥させる(指の間まで丁寧に拭く)
  • 通気性の良い靴や靴下を選ぶ
  • 同じ靴を毎日履かず、乾燥させる時間を確保する
  • 家族間でタオルやバスマットを共用しない

💡 市販薬について

 初期の軽い症状であればセルフケアも可能です。ただし、湿疹や乾癬など見た目が似た皮膚病と混同するケースも少なくありません。誤った治療で悪化することもあるため、症状が長引く場合や判断に迷う場合は医療機関を受診することをおすすめします。


📝 まとめ

 白癬は決して珍しい病気ではなく、誰にでも起こりうる身近な感染症です。しかし、正しい知識と適切な治療、そして日常生活でのちょっとした工夫によって、十分に予防・改善が可能です。「かゆいだけだから」と軽視せず、早めに対処することが快適な生活への第一歩となります。

片山クリニック
院長 矢島 秀教

  • 日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本医師会認定産業医

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