慢性腎臓病(CKD)

 慢性腎臓病(CKD)は、腎臓の機能が徐々に低下し、その状態が長期にわたる病態を指します。高血圧、糖尿病、遺伝的要因、長期的な薬物使用などが原因となることがあります。症状としては、疲労感、浮腫、頻尿、血尿などがあります。慢性腎臓病を放置すると、腎不全や心血管疾患のリスクが高まるため、早期の診断と治療が重要です。

慢性腎臓病の重要性と対策

 慢性腎臓病は、腎臓の健康だけでなく全体的な健康状態にも影響を及ぼします。適切な対策を早期に取ることで、症状の改善や合併症のリスクを軽減できます。バランスの良い食事、適度な運動、十分な水分摂取、血圧と血糖値の管理は、慢性腎臓病を悪化させないためには大切なことです。

当院での検査・治療について

 当院では慢性腎臓病の診断のために、血液検査、尿検査を行います。腎臓の超音波検査(エコー検査)は必要に応じて行います。慢性腎臓病の治療には、血圧と血糖値の管理、薬物療法があります。バランスの取れた食事(減塩食)と適度な運動は慢性腎臓病の症状緩和に重要です。薬物療法には、血圧降下薬や腎臓を保護する薬などを用います。

継続的なケアとフォローアップ

 慢性腎臓病の治療は継続的なケアが必要です。当院では、定期的な血液検査や尿検査を通じて、治療の効果を評価し、患者さんの状態に合わせた治療計画の見直しを行います。また、必要時には、腎臓内科の専門医へ紹介をします。