糖尿病は、血中の血糖(血糖値)が正常な範囲を超えて高くなる慢性的な状態です。加齢や肥満、食事の過剰な摂取や運動不足が原因となります。病状が進むと、全身の血管や神経が障害されて、網膜症・神経障害・腎症などの合併症が見られます。場合によっては深刻な病状にもなりえるため、早めの対策が必要になります。
糖尿病の治療の重要性と早期対策
糖尿病は、単なる血糖値の問題にとどまらず、全身のさまざまな器官に影響を及ぼす可能性があります。早期に適切な対策を取ることで、これらの合併症のリスクを軽減できます。特に、生活習慣の見直しは非常に重要です。バランスの良い食事、適度な運動、適切な体重管理を通じて、病状の悪化を防ぎましょう。
当院での治療について
糖尿病の治療には、食事療法、運動、薬物療法があります。バランスの取れた食事と定期的な運動は血糖値の管理に重要です。薬物療法については、内服薬を中心に治療を開始します。血糖管理の状況をみながらインスリン治療を併用します。また、内服薬にGLP-1受容体作動薬を組み合わせて治療を行うことも可能です。(インスリン治療の導入については、近隣の総合病院と連携を取りながら、治療方針を決めていきます。)
継続的なケアとフォローアップ
糖尿病の管理には、継続的なケアと定期的なフォローアップが不可欠です。当院では、定期的な採血検査や健康状態の評価を行い、適宜、治療計画の見直しを行います。また、必要に応じて、他の専門医(腎臓内科、糖尿病内科や眼科など)との連携を図りながら、患者さん一人ひとりに最適なケアを提供します。糖尿病の治療と管理は長期にわたるものですが、当院は患者さんが健康的な生活を送れるようサポートいたします。