脂質異常症は、血中の脂質（コレステロールや中性脂肪など）の値が正常範囲を超える状態です。肥満、不健康な食生活、運動不足などが主な原因となります。いずれは動脈硬化を引き起こし、心臓病や脳卒中などの重篤な疾患につながる可能性があります。早期発見と生活習慣の見直しが、心疾患や脳卒中の予防には不可欠です。脂質成分の少ない食事、適度な運動、禁煙、適切な体重の管理などが有効です。
治療について
脂質異常症の治療には、食事療法、運動療法、薬物療法があります。バランスの取れた食事と定期的な運動は、血中脂質の改善に重要です。薬物療法は、LDLコレステロールよ中性脂肪のいずれの数字が高いかにより治療薬が異なるため、個別に対応をします。治療開始後には、採血結果に応じて薬剤の種類や量の調整を行います。